堀・船津の中国旅行記
雲南省
西双版納

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西双版納(シーサンバンナー)は、西双版納州タイ族自治州と言います。雲南省南部のミヤンマーやラオスと国境を接する所にあります。シーサンバンナーの由来は、タイ語のシプソン(12)パン(村)ナ(田んぼ)からきているとのことです。州の全体の60%が森林と言われ、広大な原生林には、数万種の動植物が生息し、漢方や野生の茶葉などが多くあります。中でも孔雀の美しさには目を奪われます。
景洪市は、西双版納の中心の都市で、空港もここにあります。タイ族を中心に漢族・プーラン族・ワ族など10以上の民族が住んでいます。中でもタイ族は人口の3分の1を占めるほどで、タイ色が色濃く感じられる街です。タイの正月行事として毎年4月に行われる水掛祭りは、南国らしく水をかけあうと言う有名なお祭りです。(左枠内のボタンを押すと水掛祭りのビデオ映像がご覧いただけます。)
昆明からは、雲南航空で約1時間のフライトです。着陸態勢に入ると窓からメコン川(瀾漕江)の上流が見えてきます。昼間が長い南国の夕日を浴びた熱帯雨林の眺めに感激。
翌日西双版納1日観光の為旅行社が用意した車に乗り込み、まず景洪から40km南方にあるカンランバの街をめざしました。 ガイドはタイ族の小姐でした。カンランバまでは瀾漕江に添って走ります。
メコン川は、遥かなチベットに源を発し瀾漕江となり、ミヤンマーやラオスに入ってから、メコン川と名前が変わる大河です。
カンランバganlanbaの市場。 1時間ほど走るとカンランバの町につきます。この辺りはタイ人のルーツの地で、タイ族の高床式の家や寺院が多く見られます。市場に入ると南国のフルーツやきのこ・漢方・お土産品などが売られていました

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モンルンMenblun熱帯植物園。 カンランバから東へ50kmの所にあるモンルンの町へ向かいました。途中舗装はされているが、民家は偶にしか見かけません。途中の店で名前不明の果物を買ったが、今一の味。やはり日本人はモンキーバナナやみかん類がお似合いと思いつつ・・・。車は一時間以上も走るとモンルンの熱帯植物園に着きました。敷地は300平方キロあり貴重な植物が1200種類もあるそうです。この中に周総理来所視察記念碑がありますが、1961年当時のビルマと中国の会談が当地で行われた事を記念して造られました。
西双版納原始森林公園。 モンルンから景洪市に戻る途中にあります。1500平方キロもあり、とても徒歩では歩けない。上手く出来たもので、公園内の主要な場所には電動車が走っています。公園内では、一時間ほどかかりますが原始林の中を歩く事ができます。竹で編んだ歩道があるので、歩き安くなっており、シーサンバンナーの自然を感じることが出来ます。この園内に少数民族の山寨再現した(アイニ)愛尼寨がありました。愛尼族はハニ族の一派で、私達が昆明で夕食をとったところが愛尼族の愛尼山荘でした。民族の名前をおばえるだけでも大変な事だと、自分で関心しきりでした。

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夕食はタイ族のディナーショーへ。 ホテルに戻りシャワーを浴びて、夕食はタイ族の店で、ショーを見ながらの食事でした
西双版納2日目は景洪市内の民族風情園に行きました。少数民族の伝統的な住まいやパーフォマンスをまとめて観れるようになっていました。時間がない観光客が、少数民族に触れるには、好都合な場所でしょう。
景洪空港から大理へ向かうべく、午後空港に着きました。しかし、他の雲南地方が荒天の為飛行機が大幅に遅れ、私達が景洪空港を飛び立ったのは、夜中の11時頃でした。
この他の観光地 :孔雀湖公園・天然薬物展示センター・景真八角亭・打洛・曼飛龍仏塔など

美味いもの :もち米、肉、野菜、魚、フルーツを組み合わせた酸味がある料理が多い。中でも、パイナップルをくりぬいた器に入ったパイナップルチャーハンのようなものが、美味かった。

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.R.HORI & Y.FUNATSU
公開日: 2002.08.10 更新日2013.03.01