堀・船津の中国旅行記
雲 南 省
大理市

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大理市は雲南省の西部に位置し大理白(ぺー)族自治州の州都です。市の標高は2000メートルあり、4000メートル級の蒼山が背後につらなり、ジ海(耳の形をした湖)に面した美しい街です。人口は42万人で、人口の65%を白族が占めます。白(ペー)族によって10世紀頃大理国が築かれ長く雲南の中心地となった事もあり、古城(昔の街)や三塔寺に代表される古代建築物が多くある街です。大理市は、新市街地の下関と旧市街の大理古城に分かれています。
西双版納からは、約1時間のフライトです。荒天の為、大幅に遅れた飛行機は、深夜12時を過ぎていました。旅行社差し回しの車でホテルに向かいました。、さすがにこのあたりまで来ると、大都市のホテルと異なり、電気も消えていて、私達が到着すると、従業員が眠そうに応対してくれました。
翌日大理一日観光の為、 旅行社が用意した車に乗り込み、まずジ海遊覧の為船着場に向かいました。 ガイドはとても背が高い白族の小姐でした
ジ海は、丁度耳の形をしており、
南北に20kmほどの長さがあります。遊覧は、南から出発し、左手に蒼山を見ながら、途中鹿臥山など2〜3ヶ所を周り、北側の桃園埠頭に到着します。所要時間は約3時間でした。左枠内のボタンを押すとジ海遊覧のビデオ映像がご覧いただけます)
三道茶が、遊覧船の中で振舞われました。三道とは、「一苦、二甜、三回味」の意味で、白族が客人をもてなす時に振舞われます
蝴蝶泉は、桃園埠頭から直ぐ近い所にあります。日本も同じかも知れませんが、中国人も何にでも伝説話を造るのが好きなようです。蝴蝶泉は「愛し合う二人がこの泉で身を投げて亡くなった。以降この泉の周りには沢山の蝶が群れ舞踊る」とか

ボタンをクリックするとビデオ映像がご覧頂けます。

崇聖寺三塔は、大理を象徴する古代建築物です(写真右)。中心の大塔は836年に建てられ、両方の塔は少し後に建てられました。大塔は16層からなり高さは69メートルあります。その後の戦禍や地震によって、三塔だけが残りました。この三塔よく見ると傾いているのが肉眼でもはっきり分かります。この塔の建設に40年を要したそうで、中国4000年の雄大さを垣間見た一時でした。
白族の建物は、興味あるもでした。三塔のある高台から街の建物の様子がよく分かります。「三房一照壁」「4合5内庭」が基本だそうですが、建物は、日本流に言えば、瓦葺の切妻つくりで、屋根の両横から瓦が船形に伸びている感じです。壁は白で、白族の「白は高貴な色」の考えが良く理解できます。
大理古城ー三塔からしばらく行くと、大理古城に着きます。ここにある城壁は明代(1368〜1644年)のもので、南門と北門が当時のまま残っています。中に入ると普通の観光地の風情になっていて、惜しい気がします。土産屋・ホテル・カフェなどがあり、白人の観光客が多い。
早めの就寝。翌日は、陸路25
00メートルの高地にある麗江へ向かう為、ホテルで夕食し、早めに就寝することにしました。


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この他の観光地 :大理市博物館・蒼山ロープウエイ・周城鎮・沙平マーケットなど
美味いもの :美味いものといえるかどうか自信はありませんが、砂鍋魚(鯉を中心に、野菜・豚の内臓などを煮込んだもの)・生皮(北京ダックの豚の皮版)など。 土地柄、淡水魚や豚肉が中心。
特産品 :大理市は古くから、大理石が産することでも有名です。大理石の加工工場もあり、大理石の工芸品がを沢山売っています。また藍染の産地としても有名です。

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.R.HORI & Y.FUNATSU
公開日: 2002.08.10 更新日2013.03.01