騎楼老街(老城区)は、新華路(老街j区細図-8)、得勝沙路、博愛路(同-7)、中山路一帯を指して言います。今日の中国の大都市ではほとんど見られなくなった老街(旧市街)が大規模に残っています 。20世紀初頭に建てられた古い建物が現在も現役としてして使用されています 。元々はお金持ちや東南アジアで財を成した華僑の邸宅だったのですが、今は庶民の生活を支える様々な店が軒を並べています 。
この様な歴史的背景から、ここの老街は東南アジアの雰囲気を兼ね備えており、海口市最大の見所となっています。中国政府は「騎楼老街」を中国歴史文化名街に指定し保護しています。騎楼老街の碑 (同-10)は、長堤路(同-11)と新華路が交差する辺りにあります。長堤路の北側に建っている鐘楼(同-9) が目印です。老街の歩き方は、騎楼老街の碑から新華路を南下して西湖・東湖 (老街区周辺図-6)へ向かう方法と逆に北上して騎楼老街の碑に至る方法があります。南北に平行する新華路と博愛路がメインです。海口新港にかかる世紀大橋 (老街区周辺図-2)を見るなら後者の北上が良いでしょう。老街区内には輪タク やバイク輪タク が沢山ありますから有効に活用すると良いです。
鐘楼の側に海甸河があります。ここの河岸から世紀大橋が見えます 。河沿の歩道を歩く と世紀大橋になりますが、かなり遠いです。バイク輪タクなど利用するのも良いです。
世紀大橋は、2003年に完成した海南省最大の橋です。夜はライトアップ されています。
海瑞墓 (海口市街図-4)は、丘海大道沿いの西部浜涯村にあります。海瑞は、海口出身の明代中期の政治家で、清廉潔白な官僚として歴史に残る名政治家の1人です。花崗岩を敷き詰めた100m程の参道 があり、参道の両脇には石像 が並んでいます。参道の奥には海瑞像 があります。更にその奥には庭園があり、その周りには奥の八方亭 に至る回廊 があります。何れも新しい物の様ですが、静かで落ち着いた雰囲気があります。
五公祠 (海口市街図-5)は、海府路と紅城湖路が交差する辺りにあります。五公祠の前の道路は車の騒音と大勢の人々でごったがえしてしますが、一歩中に入ると木々が茂り静かな雰囲気です。坂道を下ると五公祠の入口 があります。唐宋の時代に海南島に島流しされた李徳裕 、李綱 、趙鼎 、李光 、胡詮 の五人の名臣を祀る祠です。
中に入ると楼閣など古い木造の建物 が目を引きます。詩人の蘇東坡を祀る「蘇公祠」 と馬伏波将軍を祀る「伏波祠」があります。五公祠の前庭は池があって 休憩用のベンチなどもあり一休みに好都合です。
重慶へー翌朝7:55発の飛行機(HU7267) で重慶に向かいました。この続きはここをクリックして「重慶大足」をご覧ください。
<その他の見所>「假日海灘」(休日ビーチ)は、南シナ海(海口湾)に面した海水浴場で、海口市街から西に12キロ程の所にあります。海口駅に向かう途中にありますから海口駅を利用する人は立ち寄ってみると良いでしょう。
<海口での日程紹介>
1日目海口東駅着11:31→(タクシー)→12:00海口賓館→(昼食)→海口賓館13:00→老城区→海瑞墓→五公祠→18:00海口賓館
2日目海口賓館チェックアウト06:00(タクシー25分46元)→6:30海口美蘭空港07:55→(HU7267)→09:55重慶江北空港
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