接引殿の大雄宝殿 には金色に輝く大きな釈迦像が祀られ左右の壁には18羅漢があります。大雄宝殿の裏手には弥陀宝殿があり阿弥陀仏立像があります。
架空索道の標高差は約500m、眼下に奥深い峨眉山の原生林が広がっています 。上駅には金頂大酒店があり、ご来光を見たい人はここに泊まるようです。上駅やその周辺には、軽食を売る店があるので山頂を目指す前に腹ごしらえすると良いでしょう。ここからは徒歩で金頂(標高3077m)の頂を目指します。登るに連れてガスが濃くなり、参道の長い石段を登る頃はほとんど視界が効かない状況でした。ガスの切れ間から石段の両端に造られている白い象が見えてきました 。五体投地をするチベット族の姿 もありました。いよいよ霊山の懐に入った事を実感します。石段を途中まで登った所で、ガスの切れ間から巨大な立像が現れました 。いよいよ金頂に到着です。
金頂(現地にあった絵の写真 )のもともとの名称は千仏頂なのですが、麓から望む頂きの建物が太陽の光に照らされてキラキラと金色に輝くため、金殿または金頂と呼ばれるようになり、千仏頂もまた金頂と呼ばれるようになったものです。金頂には、華蔵寺と臥雲庵という二つの寺院がありますが、金殿、銅殿、銀殿および十方普賢銅像等は、2006年6月18日に新しく開眼されたものです。では山頂へ向かって順番に説明していきましょう。
最初にあるのが、巨大な四面十方普賢菩薩金像(右写真)です。六本の牙を持つ白い象 の背に乗った普賢菩薩が、仏の慈悲と理知をもって人々を救うお姿をあらわし、そのお顔は東西南北等、十の方向を向き 、菩薩の十大誓願をあらわしています。高さ48m、重さは600トンに及ぶそうです。四面十方普賢菩薩金像の体内に入ると、金色に輝く阿弥陀仏の金像 や、過去・現在・未来を表す三世仏等 が祀られています。普賢菩薩金像の奥 にある荘厳で雄大な建物が華蔵寺大雄宝殿 です。建物全体は銅で造られており銅殿とも呼ばれています。宝殿の前には、お参りする信者が絶えません 。宝殿の中には三世諸仏 が祀られています。
その後の石段を登った所が金頂の頂きで金殿 が建っています。金殿の建物全体が金銅製 (銅に金メッキしたもの)でできており眩いばかりです。金殿の背面は断崖絶壁 となっており、晴れた日は絶景の眺望が楽しめるそうです。
雷同坪停車場から車で中腹にある万年寺駐車場へ向かいました。万年寺駐車場から万年寺までは架空索道 があります。架空索道を降りる と長い石段 が待っていますから頑張って登りましょう。
|