下のをクリックすると「中天門索道と十八番石段の模様」を動画でご覧いただけます。動画下のをクリックすると全画面表示でご覧いただけます。
この紅門-aから南天門Eまで6293の石段があります。その中間点が中天門Dです。中天門までの標高差は700m程で、石段の幅も広く比較的緩やかな登りとなっています。しかし、中天門Dから南天門Eにかけては石段の幅も狭くなり勾配も急で正に心臓破りの階段となります。特に十八盤-iは、泰山登山最大の難所で、石段の数は1659段、標高差は400m、長さは800mに及びます。上に行くほど急坂になり最大の角度は70度にも達するそうです。石段の踏み幅は人の足の半分ほどしかなく手摺に捕まって登る人や四つん這いで登る人もいます。紅門から南天門まで自分の足で登ると5時間は悠にかかります。 それでは紅門-aから南天門Eに至るポイントを書いておきます。上図の番号や符号と対比しながらご覧ください。 .紅門-a(チケット売り場があります)、万仙楼-b、.闘母宮-c、、三官廟-d、水簾洞-e、壺天閣-f、、観音殿-g、、中天門D(中間点に当り、バスやロープウエーの乗降場があります。中天門からは南天門とそこに至る石段が遠望できます)、、対松亭-h、十八盤-i(最大の難所で1659の石段があります)、昇仙坊-j、、南天門E(頂上の玉皇峰に至る南の入口に当り海抜は1460m) 南天門の先が天街-kで土産屋、食べ物屋等が軒を連ねています。ここから頂上の玉皇峰Fまでは、更に725の石段が待っています。標高差は80m程で、十八盤を登って来た人にとっては楽な階段です。ただ、この辺りは風が強くしかも寒いですからウインドブレーカー等風よけの衣類が必需です。私はビニールの雨合羽を着てなんとか過ごしました。 では、南天門Eから玉皇峰Fに至るポイントも書いておきます。 天街-k、唐摩崖-l(巨大な刻石があります。中でも有名なのは、唐の玄宗皇帝の碑文『紀泰山銘』です。高さ13.2m、幅5.7m、合計1008字が唐隷書体で刻まれています。唐の五大帝王の功績が書かれているそうです。)、碧霞祠-m(泰山の女神「碧霞元君」が祀られていて女性や子どもにご利益があるそうです)、玉皇峰F(山頂は狭く多くの人でごった返しています。写真も撮り難い程です。鍵が沢山ぶら下がっていますが日本の絵馬の様な意味合いだそうです) さて、これで頂上を極めた事になりますが、問題は下りです。登りに比べて、階段の下りは遥かに膝や腰に負担が掛かります。始めはルンルン気分で早足で下ったせいか、終盤には全く足が動かせなくなりました。自分の体力に合わせて、バスやロープウエーを利用するのが良いようです。 ---------------------------------------------------------------------
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.R.HORI & Y.FUNATSU 公開日: 2002.08.10 更新日2015.01.02