石家庄(河北省)12:40発の長距離バス で済南市の長途汽車総駅 に到着しました。所要時間は約4時間でしたが、殆どが高速道路走行で途中1回の休憩時にはスナックも提供 されて、なかなか快適でした。料金は110元でした。
済南市は山東省の省都で総人口が680万人(2010年)の大都市です。北に黄河が流れており、中華文明発祥の地の一つとされ、古くから交通の要衝ともなっていました。現在でも鉄道は京滬鉄道(北京―上海)と膠済鉄道(膠東半島―済南)の2本があり、2011年には京滬高速鉄道が開通し動車組和解号(中国版新幹線) が通るようになりました。高速道路も、京滬、京福、青銀などが通っており、多くの高速バスが各地とを結んでいます。また、南には7412段の石段がある泰山 があり、泰山観光の起点ともなっています。済南市から泰山登山口がある泰安市まで約100キロ、鉄路やバスも頻繁に出ていますから、日帰り登山も十分可能です。
済南市は、別名「泉の都」とも称され、中でも 、千仏山、大明湖は、済南の「三大名勝」とされます。
(ボクトツセン) は、市中心部にあって、 南路沿いにあります。済南72泉の中でも湧き出る水量が最も多く (毎秒1600リットル)「天下第一泉」と称されています。泉は 公園として整備されており、柳が美しい 事でも知られています。園内には明代様式の楼閣などの建物があり中国庭園の趣を醸しています 。 南路に面した東門が正門 です。
千仏山 は、市の南に位置し標高は258m、山全体が千仏山風景区となっています。隋代(581-618年)に山の壁に多くの仏像が彫られた為、千仏山と呼ばれる様になり、山の中腹に千仏寺が建立されました。千仏寺は後に興国禅寺 と改められて、現在は千仏山の中心となっています。
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