商城遺跡は、商王朝の都邑(といふ=帝都)があった所で、1955年に発見されました。商王朝は紀元前1600年頃に栄えた王朝で、3600年の歳月でほとんど原型を留めておらず、市内の城東路から城南路にかけて、周囲7キロ程に城壁や土盛りされた丘が断片的に残っているだけです 。商城遺跡と書かれた記念碑 がある辺りを散策すれば十分でしょう。
黄河遊覧区は、鄭州市から北へ約30km程の所にあります。車なら小一時間で入口に着きます。入口の右側に入場券売り場、左側には15万平方mもある広大な炎黄広場 があり、その広場の中央に立つと南側の山の上に立つ、巨大な炎黄二帝像(5000年前に登場したとされる中国最初の君主「炎帝」と「黄帝」の塑像で高さは106m)を正面から見る事が出来ま す。
上流の土砂で黄色に染まった黄河を堪能したければ、ホバークラフト に乗るのが良いでしょう。ホバークラフトの乗り場は、入口を入ってしばらく歩いた右側にあります。この辺りの河幅は約10キロと広く、また上流から運ばれた土砂で水深が浅くなっており、ホバークラフトが黄河遊覧の足となっています。ホバークラフトは10分ほどかけて、運河をゆっくりと進み 黄河に出ます 。黄河を20分程進むと、左側に「劉邦と項羽」が対峙したとされる広武山が見えます 。ホバークラフトは、しばらく河を爆走したあと、河の中に出来た砂丘の中央まで乗り上げます 。ここで一旦下船して、乗客は思い思いに散策すると言う嗜好です。馬方が沢山いて、しつこく馬に乗れと迫ってきます。10元程度ですから、馬の背から黄河の風にあたるのも良いかもしれませんよ。 (ここをクリックすると「ホバークラフトによる黄河遊覧の模様」をビデオ映像でご覧頂けます)
私たちは、黄河遊覧区を後に、洛陽行きの長距離バスに乗る為、ニ馬路長途汽車站 へ戻りました。洛陽行き14:30発のバスのチケットは朝のうちに既に購入済みだったのですが、なんとこのバス、前触れも無くキャンセルになってしまいました 。幸いな事に、次の13:00のバスに空席があって、事なきを得ましたが、なんの案内もないとは、さすがは中国と関心したり腹がたったり・・。
鄭州から洛陽までは、ほとんどが高速道路、途中は、緑豊かな中原の景色 や世界遺産の「嵩山」の山並みも見え、快適なバスドライブ でした。
夕方6時近くに、洛陽のバスセンターに到着しました。この続きは、洛陽をご覧下さい。
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