すぐ歩き始めず、ここで一息入れて高地の気圧に慣れましょう。なにせこの山は岩山なので、いたる所に急な階段や岩場があって、登り下りが大変なのです。一息入れながら、ロープウエイで登って来た方向を眺めると雄大な眺めが楽しめます。左に高くそびえる岩山は、 天都峰(1810m)で黄山で3番目に高い峰です。
蓮花峰は、黄山で最も高い峰で、標高1,864mあり、玉屏楼の背後にそびえています。この蓮花峰を右手に見ながら、歩き始めると程なく、蓮花峰の登山口になる「蓮花峰料金所」に着きます。これを登るのはチョット骨が折れますが、ここは黄山観光のハイライトですから気合を入れて頑張りました。観光案内書では、「雲海に沢山の峰々が島のように浮かび・・」とありますが、この日は秋の晴天で、雲海の変わりに 峰々が一望できました。
光明頂は、標高1,840mで、黄山で2番目の高い峰です。蓮花峰を下りてからも、狭くて急な坂や階段を上がったり下りたりで、景色など見てる余裕もないまま、しばらく歩くと、丸いドームがある建物が見えてきました。1955年に作られた 気象台の建物で、ここが光明頂です。
ここで一休みすると 後は結構楽でした。体が慣れてくるのと、登り下りも緩やかになってくるからです。そしてこれまでの岩肌むき出しから、松などの木々が多くなり 、巨大な盆栽 を見ているような景色になります。途中には、飛来石・夢筆生花などの奇岩・奇松が沢山見られます。やがて、後山側の雲谷ロープウエイに着きます。
雲谷ロープウエイは、 始信峰と麓の雲谷寺を結ぶ全長2804mのロープウエイで標高差は773mあります。下りの秋の夕日に映える岩肌と紅葉 が印象的でした。雲谷寺カらは、観光ツアー等の送迎の車や、温泉区との連絡バスが発着しています。
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