堀・船津の中国旅行記
福州市 武夷山市 長沙 黄山

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福建省と言えば日本人に最も馴染みが深いのはウーロン茶です。その数ある中国茶の中でも、武夷山にある樹齢300年の大紅袍の樹は、国の管轄下にあって、年間1kgしか取れないと言う貴重なお茶の樹なのです。私達はこの樹を訪ねて、武夷山を目指しました。
武夷山は、左の地図でも分かる通り、福建省の北の端にある小都市です。空港はありますが、周2〜3便程度しかないローカル空港なのです。現在、武夷山に行くには、福建省の省都である福州から入るのが最も、便利です。そこで、私達はまず福州市を訪れる事にしましました。
福州市は、台湾海峡に面する地にあります。人口は570万人です。宋代(960〜1279年)頃から海外との貿易が盛んになり、明代(1368〜1644年)には最高潮に達しました。清代(1644〜1911年)には、軍港として、重要な港になりました。1840年のアヘン戦争の南京条約では、開港に同意させられた5港の一つが福州でした。このような歴史の背景から、華僑の故郷として有名です。また福州は琉球(沖縄)との交易も盛んに行われいた為、市の外れには琉球の墓があります
福州の主な観光地 :西禅寺・西湖公園・取石山風景区など
武夷山に向かう。福州の旅行社で武夷山行きのチケットを購入し、空路武夷山に向かった。武夷山の空港はさすがローカル空港だけあって、飛行機は到着した1機だけでした
私達は、福州の旅行社で紹介された、武夷山市内にある玉女大酒店に向かった。
玉女大酒店は、三ツ星ホテルで、私達はこのホテルの専属ガイドを雇うことにした。名前は「姜 暁霞」と言う漢民族の小姐でした
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大紅袍の樹を見るため、直ぐにホテルを出発しました。ホテルからは車でも数十分の所でした。岩肌に段段畑があり、お茶の栽培が行われていました。岩茶です。しばらく歩いた所に目指す大紅袍の樹はありました。直ぐ近くに、お茶を飲ませてくれるところがあり(右の写真)、一息入れた。大紅袍は飲む事は出来なかったが、その母樹の子供の樹から採れた小紅袍茶を飲むことができました
川下り。武夷山は福建の桂林と言われ、渓谷や奇岩が多くある所です。朝ホテルをでて川下に向かいました。川下は、竹で編んだ筏(いかだに船頭が2人、客は6人乗りという、スリル万点の川下でした。巨大な岩山やそそり立つ奇岩の間を、1時間ほどでかけて下っていきました。(上の枠内のボタンを押すと川下りのビデオ映像がご覧頂けます)

岩山のぼり。午後からは、側から見上げた、岩山を登ることにしました。上からの眺めはまた格別で、岩肌と緑のく木々が、目をひきつけました。
竹で作った工芸品。中国では竹は多く見られますが、この辺りでは、筏にも使われていましたが、工芸品などにも加工され、なかなかのものでした。私達はその中の一軒にはいりました。店のお嬢さんが中国琴を演奏してくれました。何処の国も、田舎って良いものでね。


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美味いもの、それはなんと言っても蛙です。福建省では蛙はほとんどのレストランで食べられるほど、一般的なものです。しかしその中でも、武夷山の蛙は、本当に美味しいと思いました。

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.R.HORI & Y.FUNATSU
公開日: 2002.08.10 更新日2013.03.01