堀・船津の中国旅行記
内蒙古自治区
満州里

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呼和浩特発12:20のMU2637で哈爾濱に向かいました。モンゴルの平原を空から眺めたく、ロシアとの国境の街「満州里」を経由する飛行機を選びました。当初満州里観光も予定していましたが、フライトの関係で満州里はトランジットだけとなってしまいました。満州里市街の模様は次の機会に紹介する事にして、このページでは、呼和浩特から満州里到着までの空からの眺めを紹介する事とします。
今回の旅行計画時は、緑の大草原を馬に乗って走り、空からモンゴルの大平原を眺めたいと期待に胸を膨らませていました。しかし呼和浩特郊外の希拉穆仁(シラムレン)大草原は、ゴビ砂漠に近い景色
で期待を裏切りました。この地域のシーズンは、6月後半から8月とされています。私達は6月23日に呼和浩特に入りました。まだ草原を見るには早かったのかナ〜?
満州里は呼和浩特の北東1200キロ(地図上の直線距離)のロシアとの国境にあります。ちょうど内蒙古自治区を南から北に縦断する形になります。
出発時刻もお昼の12:20ですから、雄大な眺めを期待しつつ、呼和浩特を飛び立ちました
。飛び立つと間もなく、赤茶けた台地が広がっていました。行けども行けども赤茶けた台地が続いていました。果てしなく続くモンゴルの台地は、まるで月面を眺めている様でした。(上空からの写真の為画像処理しています)(このフライトの模様は左のビデオボタンからご覧いただけます)
満州里も近くなって、緑の台地が見えてきました
。しばらくすると大きな湖が見えてきました。中国5大淡水湖の一つホルン湖です。
ホルン湖(総面積は2340平方キロ)は、満州里市の東45キロ程の所にあり、バードウオッチングの他、多くのレジャー施設があるそうで、ここの夕日も眺めたいと思っていたのですが、次回の楽しみに取っておきます。
飛行機は、満州里の街をかすめる様に飛んで
空港に到着しました。満州里の街が手に取るように見えたのはラッキーでした。街の北に広がる草原がロシアと思うと、中国の北の端まで来たな〜と、感慨深い気持ちで一杯でした。
次回この街を訪れる時の為に、満州里について調べてみました。
満州里市は、内蒙古自治区ホロンバイル市に位置する県級市で、中国最大の陸運交易都市です。北側はロシアと54キロの国境線で接しています。ロシア側はザバイカリエ地方の町ザバイカリスクと接しています。
1901年に、シベリア鉄道と接続する東清鉄道が建設され、当時の清国側の最初の駅として満州里駅が造られました。これが満州里の地名の起源となっています。
現在は、北京とモスクワ間の国際列車がここを通っています。満州里駅は中国からロシアやヨーロッパに繋がる重要な駅となっています。
古くは、1905年日露戦争後のポーツマス条約で、日本がロシアから遼東半島先端部と南満州鉄道附属地の租借権を引き継いだことにより成立した関東州の一部(北の端)にもなっていたことで、日本とも関係が深い街です。森繁久弥が歌った曲の中に「満州里小唄」がある程です。
1時間程のトランジットの後、16:55満州里発
で、黒竜江省の哈爾濱に向かいました。
この続きはここをクリックして「哈爾濱」をご覧ください。

ボタンをクリックすると呼和浩特から満州里までのフライトの模様をビデオ映像でご覧頂けます。

 

 

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.R.HORI & Y.FUNATSU
公開日: 2002.08.10 更新日2013.03.01