昭陵(通称:北陵)は、「北陵公園」 として一般公開されています。2004年福陵と一緒に世界遺産に認定されています。瀋陽北駅から北へ5キロ程の所にあります。タクシーで約10分、料金は約15元です。地下鉄2号線北陵公園駅が最寄駅です。東陵と北陵は約20キロ離れており、タクシーで移動する場合は、所用時間約30分で料金40元程です。ヌルハチの息子であり清国第2代皇帝ホンタイジと皇后の墓陵です。清の関外三陵(昭陵・福陵・永陵)の中では最大規模を誇っています。北陵も東陵と同じ、大紅門外区、神道区、方城宝城区の3つの区で構成されているのですが、違いは陵を含む公園の広さが圧倒的に巨大な事です。北陵公園の広さは3,180,000uもあり、実に東京ドーム(47,000u)の68個分もあるそうです。その為、公園入口から北陵の正門となる大紅門までの参道 は優に2キロ位ありそうです。北陵公園とその中の昭陵エリア内の主な見所は下図の通りです。
@=公園の正門 。電動カート (10元)乗り場もあります。参道を歩き始めると右手に池 があります。木々の緑と相まって市民の憩いの場 になっています。A=ホンタイジの銅像 。銅像から少し歩くと、左右に下馬碑 (馬を下りる場所を示す碑)が建っています。その先には、左右一対の円柱 (華表柱=陵墓を豪華に見せる飾りの意味を持った柱)があります。「古松」と書かれた松の木 もあります。樹齢370年程と書かれているので余り古松でもなさそうですが・・)。B=石碑坊 。C=大紅門 (左右の壁に描かれた龍 が必見)。D=神道区 。道の両側には石像生(駱駝 、馬 、獅子 、麒麟 、象 の石獣の彫像)があります。E二層屋根の大碑楼(碑亭) 。碑亭の中には亀 の背(亀趺)に乗った巨大な石碑 があります。F=三層屋根の隆恩門(右写真)。陵の中心部である方城区の入口に当ります。G=隆恩殿 。方城区の中心となる建物です。H=大明楼 (写真手前の隆恩殿の後方が大明楼)。大明楼の前には、石刻の五供段 があります。I=ホンタイジの陵墓(宝頂)
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